JBTOP50第三戦の秘策
JBTOP50の試合が奈良県と三重県の境にある七色ダムで開催された。
桧原湖ガイドのゲスト様に秘話をサービスさせて頂きます(笑)
7月
6日、7日を公式プラ
8日、9日、10日と3日間の試合である。
季節は梅雨が明けそうな蒸し暑くなってきた頃の試合である。
公式プラの2日間はピーカンで茹だるような暑さでした。ガイドをしている桧原湖では考えられない灼熱。そんな中でバスのパターンをさがしてランガンしてました。増減水の激しい七色ダムはバスの動きが早く感じた。エリアもボディーウォーターが基本であるが、それだけでは追いかけられないと判断した。アフターから回復し始めて回遊し始めた群れを追いかけていくとポロポロとキーパーが釣れ始めた。釣り方も自分なりに試したが2タックルに絞った方が試合効率は良いと判断した。
基本タックルは、桧原湖ガイドでもお馴染のラグゼATS05のS70ML SM Master “CAROLINA”にSHINGOスクリュー60を使った回復して回遊しているデカバス用とラグゼATS05 S62UL Fine Master “AIR MOTION”にダウンショットをセットした回復し始めて回遊し始めたバスとサマーパターンになったバスをHMKLコビー2,5というハゼ系と4インチのストレートのワームで狙う事で好反応を得てプラを終了した。
8日の試合初日
天候は晴れ
18番スタートし一気に中流帯のキーパー取りに走る。
S62UL Fine Master “AIR MOTION”にエクスレッドに3,5ポンドに1/16OZダウンショット。フックは水中のカバーの濃さでワームワーム329ハンガーSF kgの#6(ライトカバー用)とTGW ワーム321 ファインカスタムの#6(ミディアムーカバー用)で丁寧に打っていく。釣れるキーパーは300g前後。そこに400g前後を何匹入るかが第一関門と考えて攻める。しかし現実は1700g前後が限界。更にランガンで中流帯からダムサイトまで走る。少しボリュームのあるコビーで少しでも重いバスを釣り細かい入れ替えをして2200g前後まで持っていくが限界を感じてしまう。午後になり天候が一変して曇り雨交じりに変わった。こうなれば溺愛するSHINGOスクリュー60である。しかもチャートにアワビを貼り付けチューニングした超溺愛で勝負に出る。フックもトレブルRB-Mの10番の刺さり重視に変えてある。3回程チャンスがあり1匹はフックを伸ばされて、1匹はジャンプで、何とか1匹は仕留めてウエインして3114gで21位からのスタート。
9日の試合二日目
土砂降りの雨の中でスタートは開始した。
雨なので一気に本筋の上流に上がってSHINGOスクリュー60を投げ捲る。
フックをトレブルRB-Mからより強いトレブルRB-MHへ変えてある。
上流の大岩がゴロゴロと沖まで張り出しているエリアで迎え撃つ。濁りがだんだんと濃くなっていくが、この薄濁りと大岩が絡む境でデカバスを掛けたラグゼATS05のS70ML SM Master “CAROLINA”というミディアムライトのロングロッドがきつい弧を描いて絞り込まれる。立木、岩に入り込まれないようにロングロッドの利点を生かして何とか仕留める事に成功した。1600g前後。更にもう一本と思ったのですが、この一匹をランディングする頃には上流からの濁りが酷くなる。濁る速さに驚きながらも移動を決め一気に中流帯まで移動をして濁りの影響にないエリアでキーパー取りを開始する。
私のキーパー場は中流帯からダムサイトまでのアウトサイドの中間点からインサイドに変わる前までのボディーウォーターが強くないが当たる箇所がキーパー場である。また今日は雨なのでS62UL Fine Master “AIR MOTION”にエクスレッドに3,5ポンドから4ポンド変えての1/16OZのダウンショット。フックも水中のカバーの濃さでワーム329ハンガーHD kg ウィードレスの#6(ライトカバー用前日はワーム329ハンガーSF kgウィードレス)とTGW ワーム321 ファインカスタムの#6(ミディアムーカバー用)で丁寧であるがテンポよく打っていく。バイトはフォール中に多く感じるのとバイトと共に横に走る癖を感じた。300gアベレージであるが時にデカバスもバイトするのでS61ULでなくS62ULをセレクトした。大雨で視界が悪いお陰でバスの警戒心も薄れたのかアベレージが400g前後となった。何度目かの移動でフォールしたラインが止まり横に走り出した。フッキングと同時にまあまあデカいのがわかる。立木や大岩があるので遊ばせると絡まれてバレてしまうので多少強引に引き寄せるもS62ULのロッド張りのお陰で700g前後のバスのランディングに成功した。一気に気が楽になりSHINGOスクリュー60で最後は押し通す事にして2回バイトを捉えて1000g前後のバスのランディングに成功して入れ替えしましたがもう一本はデカすぎて倒木に逃げ込むのを避けようとスプールに手を掛けて強引に止めようとしてフックを伸ばされてしまった。
ウエイン
4035g
短日4位
予選通過4位。
10日の試合最終日
4位なのでオブザーバーが同船。
朝方はうす曇りからスタートし一気に上流へ勝負へいくも池原ダムからの放水口には一般の方がいたので断念。更に上流で勝負するもピーカンになった天候では無理と判断し中流帯へ移動しキーパー取りに作戦変更するもバイトが出ない。しかもノンキーばかりで気だけが焦る。やはりピーカンになったのでバスのポジションが変わったのか。バイトも横に走る事より抑え込むような浅いバイトになりジャンプでポロッとバレる事が続いた。フックをワーム329ハンガーHD kg ウィードレスの#6でもミディアムカバーへ入れていく事にして10時半にリミット達成。ただウエイトが1600g前後と話にならない。サイトと半サイトで細かい入れ替えをして12時に1800g前後。
ピーカンの天候でのラスト1時間は迷いましたが、サイトしながら下流帯から釣り上がる事にした。偶然にもサイトしているとデカバスの9匹程の群れを発見。一瞬の判断で手にしていたS62UL Fine Master “AIR MOTION”のダウンショットをカバーの奥に入れて群れの動きを観察していると群れがルアーの上を動き通過していった。
「しくじったか…」
と思い群れを追いかけようと回収しようとしたらラインから生命反応を感じて無意識にフッキングしてみた。少し先でギラとした魚体はデカいバスの鈍い光。
「やばい、デカすぎる…」が第一印象である。S62UL Fine Master “AIR MOTION”を満月の如き弧を描きドラグが悲鳴を上げている。暴れるデカバスに翻弄されオブザーバーの絶叫を耳にしながら何度も立木に巻かれないように耐え忍びランディングネットに収めた時は頭が真っ白であった。推定2000g前後。オブザーバーの方も興奮しましたが私も足が震えました。その後も群れを追いかけたが時間切れとなりウエイン。
3760g
短日8位。
総合成績
10909gで4位。
何度も幸運に助けられて何とか4位で踏みとどまった試合でした。
そんな初夏の七色ダムでの試合でした。
【ロッド】ラグゼATS05 S70ML SM Master “CAROLINA”
【リール】D社2500番にZPIのダブルハンドル
【ライン】東レのブレイドの08号にエクスレッドの7ポンド
【ルアー】SHINGOスクリュー60(チャートにアワビ張りの特性)
【フック】トレブルRB-Mのフロント、リア10番(初日)。
【フック】トレブルRB-MHのフロント、リア10番(2日目、最終日)。
【ロッド】ラグゼATS05 S62UL Fine Master “AIR MOTION”
【リール】S社2500番
【ライン】東レのエクスレッド 3,5ポンド(初日、最終日)
【ライン】東レのエクスレッド 4ポンド(2日目)
【フック】ワーム329ハンガーHD kg ウィードレスの#6(初日ライトカバー用)
【フック】ワーム329ハンガーHD kg ウィードレスの#6(二日目、最終日ライトカバー用)
【フック】TGW ワーム321 ファインカスタムの#6 (ミディアムカバー用)
【ルアー】HMKLコビー2,5インチ(シナモンブルーフレーク、スモーク)
【リグ】 1/16OZのダウンショット。